2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

おわかれのせなかをたたいてくれた

―世間虚仮― 恫喝外交中国のバブル危機中国人船長逮捕の尖閣諸島沖事件、中国のあの手この手の恫喝に船長釈放をしてしまった政府に対し、国内では非難囂々の嵐だが、恫喝するだけしておいて目下の利を収めた中国はさっさと矛を収めようとしているようで、さす…

昼月に紙鳶をたたかはせてゐる

―日々余話― バイオフィルムいくつか購読しているメルマガのなかに、たしか以前にも触れたことがあるが、(財)生物科学研究所の主任研究員を務めるI.A氏による「明快!森羅万象と百家万節の系譜」というのが、毎週土曜日に配信されている。 普段、あまり熱心な…

松風のゆきたいところへゆく

―表象の森― 韋駄天商店街狭いアーケードの中に設えられた直線のトラックを、老いも若きもアスリートたちが、それぞれの記録をかけて駆け抜ける−韋駄天商店街は、今日23日、12時から開始、今年で4回目か。今年は「韋駄天尊像」がお目見得する、平城遷都1300年…

すこし濁つて春の水ながれてくる

―日々余話― 息抜きの小旅行息抜きといっても、日頃息抜きばかりのような私自身には要らぬもの。 元来気質として対人恐怖症的な一面をもっている連合い殿の、それなのに仕事は対人の応接、サービス事業が主体で、それも些か責任ある立場におかれては、おそら…

春あおあおとあつい風呂

−日々余話− きしもと学舎だより些か旧聞になるが、ネパールの[http://homepage2.nifty.com/k_gakusya/htm/Tayori1008-1.html:title=「きしもと学舎だより」-vol.12-]が8月に出されていたのだが、ここに紹介しておこう。2面には彼、岸本康弘の古い詩集-1977年…

朝ざくらまぶしく石をきざむや

―日々余話― Soulful Days-41- 猿芝居は幕切れ近く‥ 9日の夜、障害者の作業所に勤める息子のDaisukeに、やはり福祉関係に従事する若い友人を引き合わせ、三人で2時間半ほど語り合った。まるでタイプの異なる二人だが、年も近いし、意義のある出会いになればと…

松風に鉄鉢をさゝげてゐる

―日々余話― よしなしごと九州西北部をかすめるように日本海に到つた台風9号は北陸路に上陸して関東をぬけるというまことに変則なコースを描いて熱帯低気圧に変わつた、と。おかげで昨日今日と、酷暑も和らいでしのぎやすい。河川の氾濫や浸水など、被災報道…

石がころんでくる道は遠い

―日々余話― 1960〜、十五の春から半世紀三日前-2日-にようやく発送を了えた高校同期会の総会案内。 入学が1960年だったから、今年でちようど50年が経ったことになるので、案内の表題をかようにした。「1960〜 十五の春から半世紀。」 ICHIOKA 青春のはじまり…

夫婦仲よく鉄うつやとんかん

―日々余話― Soulful Days-40- 三回忌に迎える山場午後1時前、地下鉄淀屋橋の駅から地上にあがるとうだるような暑さ。堂島の川風も湿気をいっぱいに含んでなんの慰めにもならない。裁判所近くの弁護士事務所までの5.6分の距離も、右に左にと、わずかなビルの…