2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

つかれてもどるに月ばかりの大空

―表象の森― 榎忠展私感些か旧聞に属するのだけれど、このまま触れないで済ますのは少なからず「腹ふくくるわざ」にて、ここで言挙げしておく。 先週の土曜-10/15-、兵庫県立美術館に出かけ、先日亡くなった元永定正らの具体の作品を観、野外階段でDance Perf…

仕事のをはりほつかり灯つた

―表象の森― 最強Improviser +いつも神戸の酒心館で催される角正之の7回目となる舞打楽暦-まんだらごよみ-は、ヨーロツパ最強Improviserと称し、この10月、東京、横浜、名古屋、京都、神戸そして九州と、各都市12箇所を遍歴Tourする即興Trio、Soprano-Saxの…

なつめたわゝにうれてこゝに住めとばかりに

―日々余話― 子どもがとりもつ‥昨夜の宴の主役はどこまでもKAORUKO− 案ずるより産むが易し、まさに子どもがとりもったような形で、和やかに賑やかに終始した3時間余だった。〆はKAORUKOのお望み一番、狭い場所に押し込むようにして、みんなでプリクラに収まる…

秋の空から落ちてきた音は何

―日々余話― 御年10歳を機に‥秋もたけなわの10月半ばというに、昨日来の豪雨とは、些か憂鬱‥。 KAORUKOも今日で御年10歳なり、57歳のときの子であるから、いわば自身の老いとともに歩んできたことになるが、生後より来し方をふりかえれば、早いといえば早くも…

こどもほしや月へうたうてゐる女

―日々余話― 縮図夜来の雨もあがって、すっかり青空、暑くなった。 午前10時過ぎ頃、中加賀屋商店街の入口手前の公園を通りかかると、 50代半ばころか、ひとりの男が、なにやら叩きつけるように、大声で口走っている。 「病院に行けって? なんで行けるんだよ…