2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ふくらうがふくらうに月は冴えかへる

―表象の森― 末永旭濤は「小栗栖」明26日-日曜-は、奥村旭翠一門の筑前琵琶演奏会。 毎年春先の頃に開催され今年で22回目とか。 はて、旭濤こと連合い殿の出演は10回ほどを数えるのだろうか、 いつのまにかそれほどに歳月を重ねてきたのだ。 ―山頭火の一句― …

なむからたんのう御仏の餅をいただく

―日々余話− バレンタインだったか‥朝からピンポンとドアホンが鳴る。 メール便はバレンタインのチョコだった。 送り主は16歳の少女ありさ― こんな爺さんに、こんなに盛り沢山のチョコは、いくらなんでも不似合だろうに…。 でも、その一杯の気持は、やっぱり…

はれてひつそりとしてみのむし

−表象の森− 永井隆と如己堂先夜、たった二畳一間の小さな家屋の写真に誘われて、長崎原爆被災の医師、永井隆の著書「長崎の鐘」と「この子を残して」を青空文庫で読んだ。爆心地から700mの長崎医大で被爆した彼は、白血病を負いつつ戦後の6年を生きた。 命日…