2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

うぐひすうぐひす、和尚さん掃いてござる

<世間虚仮> <愛知博−弁当持込解禁へ>「当然だ」の一語につきる。「愛知万博への弁当持込が解禁へ」という記事が眼に飛び込んできた、その第一感。 ところが関連記事に、小泉首相じきじき「不便だから、検討を」と指示したという記事がある。 別段、我が…

仕立てを嗜めとは、懸かりをよく見せんとなり

風姿花伝にまねぶ−<11> 物学(ものまね)条々−女 およそ、女懸かり、若き為手の嗜みに似合ふ事なり。さりながら、これ一大事也。 先、仕立見苦しければ、更に見所なし。 女御・更衣など似事は、輙(たやす)く其御振舞を見る事なければ、よくよく伺ふべし。 衣…

窓あけて窓いつぱいの春

<四方の風だより> 追記 <虚ろな王子・王女−松石俊夫の個展>昨日、紹介した松石俊夫展について追記。 29日(火)PM6:00から、個展会場にてささやかなパーティ開催の予定。 ゲストイベントとして交友の音楽家たちによる演奏会もある由。 絵画と音楽のコラボ…

お天気よすぎる独りぼつち

<四方の風だより> <虚ろな王子・王女−松石俊夫の個展>昨年9月、大阪府立現代美術センターで個展をした松石俊夫君が 今度は会場を中之島のアクサンギャラリーに移して、 虚ろな王子・王女と題した連作シリーズ個展を 今週、3月28日(月)〜4月2日(日)の間、…

しぐるるや犬と向き合つてゐる

<エコログのなかのある対話から−その6> 四方館食は人間のみならずあらゆる生命体にとっての本源的な欲求であり、 すべての欲望の原基とも云えるものだろう。 貴女のこの一文は、そのことに基づきつつ、食への欲求から、愛や知の高度な精神的欲求までをも、…

けさもよい日の星ひとつ

<風聞往来> 事務局広報部さんの「プレミアム会員制の一部制度見直しと激変緩和措置について」にトラックバックしています。 清水の舞台から飛び降りた!プレミアム会員制の見直し 事務局広報部の「プレミアム会員制の一部制度見直しと激変緩和措置について…

痒いところを掻く手はある

<風聞往来> <地底旅行寄席はいかが> 大阪市内の西部、港区と大正区を分かつ境界を流れるのが尻無川。 その港区側の尻無川沿いに、 40年もの長い間、剥き出しの鉄骨を風雨に曝したままの、6000坪に及ぶ古い大きな工場群跡があった。 工場群跡と書いたが、…

けふはここまでの草鞋をぬぐ

<世間虚仮> <ライブドアとフジサンケイ騒動の陰で>日経ビジネスによれば、 ライブドアとフジサンケイグループの対立騒動の陰で、 楽天もまたメディア進出に向け、潜行してフジサンケイに接近するなど いろいろと潜行した動きがあったと報じている。 記事…

人を見送りひとりでかへるぬかるみ

「レター・オブ・グランド・ゼロ」余聞 <赤松比洋子さんを偲ぶ会>大阪自立演劇連盟第9回合同公演の 「レター・オブ・グランド・ゼロ」の公演は 4ステージで計1000名程の観客動員で3月6日無事終了し、 2回の合評会(総括会)も先週で終えているのだが、 この…

ほろりとぬけた歯ではある

<風聞往来> tosikiさんの「有料サービス」にトラックバックしています。<エッ、エコーが有料制導入‼ プレニアム会員って?>つい先日、<eなげっと>が導入されて これなに? どう使うの? とあれやこれや喧しく騒ぎ立てていたと思ったら プレニアム会員…

ぬくうてあるけば椿ぽたぽた

<エコログのなかのある対話から−その5> 四方館 さて、ここで提案なのですが、 <保障性>についてリアルに考えていきませんか。 あなたを取り巻くものすべてをいろいろと勘案してみて、 あなたの今後の<生きざま>が将来どこかで破滅・解体するのではなく…

春が来た水音の行けるところまで

<四方の風だより> <お彼岸に琵琶の響きのひととき>琵琶の世界で唯一人の人間国宝である筑前琵琶の山崎旭翠さんは、 今年あたり白寿になられるような高齢のはずだが、 いまなおその詠唱ぶりは矍鑠として枯淡の響きを伝える。 この山崎門下の第一人者と目…

物まねの品々、筆に尽し難し

風姿花伝にまねぶ−<10> 「物学(ものまね)条々」 物まねの品々、筆に尽し難し。 さりながら、此道の肝要なれば、その品々をいかにもいかにも嗜むべし。 およそ、何事をも、残さず、よく似せんが、本意なり。 しかれども、又、事によりて、濃き淡(うす)きを…

はるばるたづね来て岩鼻一人

<エコログのなかのある対話から−その4> 四方館 さあ、やるぞ−という発語のもとで、 なにかふっきれたものが確かにあるとしたら、 こんなに喜ばしいことはないと思う。 あなたはきっと自分自身の力で、この病いを克服できるはずだと、信じます。 やがて、求…

この道しかしかない春の雪ふる

<風聞往来><む、む? トイレットペーパーの哲学書?>トイレットペーパーに哲学書、東京の出版社が「出版」 ニュースの見出しに惹かれて覗いてみた。 読んでみると、仕掛け人は荒川修作氏とマドリン・ギンズ夫人のコンビだそうな。 荒川修作といえば、反…

けさは水音も、よいたよりでもありさうな

<日々余話>kwamaさんの「「eなげっと」の考え方は地域通貨(エコマネー)が源流」にトラックバックしています。<eなげっとに期す> Echooで<eなげっと>なるものが始まっていたのに気づいたのは三日前。 このところグランドゼロの公演や私的事情も加わっ…

おもひでは汐みちてくるふるさとのわたし場

<日々余話> <アート哲学カフェ>昨夜、アート哲学カフェなる催しに参加してみた。 大阪大学大学院臨床哲学・倫理学研究室が開催する公開講座の一種で 哲学カフェと銘打った気楽な集いのようだし、 佐久間新というジャワ舞踊の踊り手を招いて、実演を通し…

お骨声なく水のうへをゆく

<歩々到着> − 3 「私の祖母はずゐぶん長生きしたが、 長生きしたがためにかへつて没落転々の憂目をみた。 祖母はいつも「業やれ業やれ」と呟いてゐた。 ‥‥祖母の業やれは悲しいあきらめであつた」 (第六句集「孤寒」所収)山頭火こと種田正一数え11歳の時、…