2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ボタ山なつかしい雨となつた

―表象の森― 辻邦生「小説への序章」ぽつりぽつりと読み進んでやっと「小説への序章」-1967年初刊、辻邦生全集15所収-読了。 辻邦生といえば「西行花伝」を読んでいたきりだったが、先程、北杜夫との往復書簡「若き日の友情」にはじまって、長編「背教者ユリ…

ルンペンとして二人の唄□

―日々余話― 8年ぶり、黄葉の熊野路休日を利用して日帰りの熊野路、処々に見られた銀杏の大木の黄葉ぶりは、陽光を浴びて見事なものだった。 JR和歌山駅の東側付近にある東横インで、茶谷祐三子を乗せて、4人連れの道中となった往路、以前なら吉備インターを…

風の中から呼びとめたは狂人だつた

―日々余話― 無事終了、なれど‥日曜日-15日-、場所は弁天町の大阪ベイタワーホテル、71名の同期生と二人の恩師が集った三年ぶりの同窓会は、冒頭の受付段階からまったく意想外のトンデモ事件を惹起しながらも、まずまず賑やかに愉しく、成功裡に終わったとい…

晴れたり曇つたり籠の鳥

―世間虚仮― 深刻、就職氷河期若者受難の就職氷河期はいよいよ深刻さを増しているようだ。 今朝の新聞によると、大学生の就職内定率が、10月1日時点で、最低を記録しているという。全国平均で57.6%、大都市が集中する関東圏でも61.0%、近畿圏では60.5%といず…