2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

びつしよりぬれてゆくところがない

―日々余話― 都心のなかの古民家たち大阪で育ち、この年までずっと大阪で過ごしてきながら、不明にもつい最近になってその存在を知ることになったのが、服部緑地公園の一角にある「日本民家集落博物館」。そのきっかけはなんのことはない、小3となった幼な児…

帆柱ばつかりさうして煙突ばつかり

−表象の森− 石田博個人展具体の作家たちなど、関西の現代美術を半世紀にわたって支えてきた信濃橋画廊が、今年いっぱいで閉じるという記事が夕刊紙面で紹介されていた一昨日-16日-の夕刻、地下鉄に乗って淀屋橋へと降りたつと、約束の友はすでに来ていた。幕…

煙突みんな煙を吐く空に雲がない

―日々余話― 半世紀ぶりの能楽堂昨日は友からの誘いに相伴し、久しぶりの能楽鑑賞とあいなった。 大阪観世会定期能の普及公演と銘打つもの、場所は北区中崎町の大阪能楽会館だ。大槻能楽堂には何度か足を運んだことがある、同じく谷町の山本能楽堂にも二、三…

けふもいちにち風をあるいてきた

―表象の森― 梅岩の心学「士農工商、おのおの職分なれども、一理を会得するゆえ、士の道を云へば、農工商に通ひ、農工商の道を云へば、士に通ふ」-石田梅岩 1685-1744-大井玄はその著「環境世界と自己の系譜」-みすず書房 ‘09年刊-のなかで、 江戸時代は、完…

水音を踏んで立ちあがる

―日々余話― Soulful days-42- 和解案提示さる昨夕、K弁護士からの封書が届いた。書面は、10月4日付、大阪地裁から和解案が提示された、その写しであった。A4紙3枚、第1面は「事務連絡」と表題され、それぞれ原告代理人と被告代理人宛と並記され、「頭書の事…

ひさびさきて波音のさくら花ざかり

―日々余話― 無事開催すれど‥秋天蒼穹の空ならず、垣間見えるかすかな青空は、いまにもどんよりと厚い雲に覆われようとしている。 そんな朝、KAORUKOの運動会は、ともかくも無事幕を開けたのだが‥。 10月初めの日曜日は、ずいぶんと降水確率が高いらしく、校…