2005-03-11から1日間の記事一覧

お骨声なく水のうへをゆく

<歩々到着> − 3 「私の祖母はずゐぶん長生きしたが、 長生きしたがためにかへつて没落転々の憂目をみた。 祖母はいつも「業やれ業やれ」と呟いてゐた。 ‥‥祖母の業やれは悲しいあきらめであつた」 (第六句集「孤寒」所収)山頭火こと種田正一数え11歳の時、…