―四方のたより― この冬一番<日暦詩句>-2 骨片は、飢えた海の光である。華やかな庭は鳥のやうに消え去つた。花を祝えば、橋は頬桁を歪めて一本の道を示す。花に膨れ上がつた一本の道は、墜ち凹み一本の道の中の一本の道となつて、安堵の霰を吐く。 ―――― ひ…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。