2006-11-09から1日間の記事一覧

入相は檜原の奥に響きそめて‥

−表象の森− 音をはこぶ ――高橋悠治「音楽のおしえ」晶文社刊より――竹の管に息をふきつける。 内側の空気の柱がはげしくゆれる。 これが音だ。 ゆれが安定し、音は消える。 瞬間の音は偶然だ。 音が消えぬうちに、できかかるバランスを つきくずす。 それはな…