−表象の森− 音をはこぶ ――高橋悠治「音楽のおしえ」晶文社刊より――竹の管に息をふきつける。 内側の空気の柱がはげしくゆれる。 これが音だ。 ゆれが安定し、音は消える。 瞬間の音は偶然だ。 音が消えぬうちに、できかかるバランスを つきくずす。 それはな…
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