2008-07-17から1日間の記事一覧

悲しみ澄みて煙まつすぐに昇る

―山頭火の一句―先句と同様「層雲」大正9年1月号所収。山頭火は疲れていた、肉体ばかりではなく神経もまた‥。大正9年のいつ頃か、妻サキノの実家から、彼の下宿に一通の手紙が届いた。 サキノの実兄からのもので、内容は、彼の不行跡を厳しく咎める文面。さら…