2008-07-25から1日間の記事一覧

炎天せまるわれとわが影を踏み

−山頭火の一句−句は大正7年「層雲」所収の「汗」11句の一。一ツ橋図書館に勤務するようになってやっと小康を得た山頭火の暮し向きであったが、大正11年夏頃から彼は原因不明の不調に陥っている。頭が重く、ときに頭痛、不眠が続いた。医者の診断によれば強度…