お墓したしさの雨となつた


 「in Nakahara Yoshirou Koten」より


<世間虚仮>


天皇は退位すべきだった>


60年前の敗戦で、昭和天皇は退位すべきだった」と、民主党前代表の菅直人氏が8日のTV番組で発言したそうな。
近頃の中国・韓国における、戦後処理及び侵略戦争の反省が充分でないとの対日批判の嵐が吹き荒れているのを意識するあまり口に出たのだろうが、それにしてもなんとも驚くような大胆発言が飛び出したものだ。
いや、この発言、本意が字句どおりならば、私は異議なしなのだ。
象徴的な意味合いでにしろ、昭和天皇も戦争責任を果たすべきだったし、そのためには退位すべきであった、と。
ならば、当然、現天皇はまだ幼な児であったし、昭和天皇は退位するも、なお幼帝を立てるとする選択は客観情勢からみても困難であったろうし、当然、天皇制そのものの廃止をすべきであったという論旨を潜在させた発言になろう。
憲法改定問題が自民党ばかりでなく、「創憲」などという言葉で飾りたて、民主党もその動きに呼応しようとしているというなかで、菅氏のこの「天皇制廃止論」に結びつく大胆発言は、相当物議をかもすのではないか。
その波紋の行方に、些か野次馬的にではあるが、いたく関心をそそられるのは、私ひとりなのだろうか。


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