若葉のしづくで笠のしづくで

 「Lesson Photo in Asoka」

<四方の風だより>


<performanceとTalkの一夜、Dance Cafe Report>


昨日は珍しく小降りの雨模様だったが、夕刻からはなんとか雨もあがったようで、
出足に棹差すほどのことはなかったようだ。
来客は、performance後のTalkにしか間に合わなかったMさん親娘とI君を含め26名。
20から30名とふんだ当初予測からいえば、一応過不足なしといえようか。
だが、3月の自演連合同公演に絡んだ劇団関係者については全滅。
この結果には些か落胆せざるをえない。
彼らは他ジャンルに刺戟をもとめる志向の温度が低いことに今更ながら驚かされた。
明瞭な社会的意義、例えばやや政治的な行動など、「ねばならない」ことには、
B・ブレヒトの「第三帝国の恐怖と貧困」のなかの一エピソードに出てくる、
「ケツの穴に何かを突っ込まれたような外部から無理強いされた自発性」というヤツには弱いが、こうしたことは趣味嗜好の範囲と捉えてしまっているのではないかなどと、
またぞろ少しばかり落ち込んでしまった。

一夜の会としては運びもまんざらでもなく可としなければなるまい。
我々の有する表現からすれば、パフォーマンス空間として高さと広さにおいて狭小に過ぎるのだが、とりわけ広さに妥協しえても高さがないことは致命的なほどに悩ましいのだ。

PerformanceのあとのTalk-Timeは心配されたほどもなく、意外にいい内容のものができたように思う。
これは参加した客質、構成メンバーに負うところが大きい。
照明家のN君、PerformerのD君、美術教員のK君、或は同窓のU君などが、
一石を投じてくれて、初めて観た人たちへの参考にかなりなったのではと思われる。
Host役の私としてはアクチュアルな話ができたし、少しばかりは本気の話もできた。

何回か継続してやってみようと思っているのだが、空間の特性、条件からみて、つづけるからには手法の検討も必要だ。頑なに最近のあり方を通したいのだが、そうもいかないか。

それにしても、あと一人のDancerが欲しい。
二人のDancerの、もうこの段階となっては、私の考えていることの立証はすぐ手の届くところにあるというのに、あと一人の不在に押しとどめられているのがいかにも口惜しい。
昨夜は、またしてもそのことを痛感してしまった。


最後に、遠方からわざわざの到来、
エコー仲間のtosikiさん、小牧から駆けつけてくれてありがとう。
くうママさん、西明石なんですね、どうもありがとう。
そして、はーさん、やっと会えましたね、ありがとうございました。


四方の風だより Information <四方館 Dance Cafe>


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