夏山のトンネルからなんとながいながい汽車

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  Information<四方館 Dance Cafe>


<世間虚仮>


<狂信の徒と化した小泉純一郎

衆議院解散となった直後の小泉首相の記者会見をテレビで見た。
相変わらず単純明快な口説だが悲壮感を漂わせたその表情は硬く内面の苦渋を覗わせる。
二日前に森前首相が記者団に囲まれて「変人を通り越している」と呆れ果てたように慨嘆していたが、
記者会見の小泉首相はもうそれどころではなく、
郵政解散だといい、国民に直接信を問うとする、その思い込み、自身の追い込み方はファナティックそのものではないかと見える。
その狂信性も4年前の自民党総裁選のように「自民党をぶっ壊す」という単純明快なスローガンとともに新鮮さと明るさに包まれ装われていた時は、国民的人気となって熱狂的に支持されたが、今回の解散総選挙はけっしてそうはいくまい。
この4年間で、彼のあまりに直線的なリーダーシップはすでに大きな疑問符が付されているにもかかわらず、猪突猛進するがごとく国民に信を問いたいとは異常としか言い難く、みずから危機感を募らせ非常時を生み出し世論を煽るような手法は、私には犯罪的でさえあるとみえるのだが。


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