雲かげふかい水底の顔をのぞく

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Information – 四方館 DANCE CAFE –「出遊-天河織女篇-」

―山頭火の一句―
同前、行乞記、昭和5年9月14日付の項に載る。

山頭火は人吉の宮川屋に3泊し、町内を行乞して過ごした。
行乞記には、「9月16日、曇、時雨、人吉町行乞、宮川屋」とあり、日記の末尾には
「今日は行乞中悲しかつた、或る家で老婆がよちよち出て来て報謝してくださつたが、その姿を見て思はず老祖母を思ひ出し泣きたくなつた。不幸だつた−といふよりも不幸そのものだつた彼女の高恩に対して、私は何を報ひたか、何も報ひなかつた、ただ彼女を苦しめ悩ましただけではなかつたか、91才の長命は、不幸が長びいたに過ぎなかつたのだ」と、書きつけている。


―四方のたより― 次はObjectとともに

6月には次なるDance Caféをと思っていたのだが、少々ずれ込んで7月開催となってしまった。
前回は、動きとともに赤いBallを使ってみたが、今度はInstallationとしてもう少し突っ込んでみたい気がする。存在をぐんと強調するObjectがあってもよいし、環境としての空間全体を造形してみるのもいい。
そんなことで旧知の神谷昌孝君と宇座清君に協力を仰ぐことになった。

Information−四方館 DANCE CAFE -’09 vol.2-
「出遊 –天河織女篇-」
あそびいづらむ−あまのかわたなばたへん

白川静の曰く…
遊、その形は、旗竿を持つ人、を表し
遊とは、古来、神の出行、を意味した
隠れたる神々の、出遊――
それは、彷徨する神々、である

Date :7/7 –Tue- PM7:00
Space : 弁天町市民学習センター
Admission fee : ¥1,500

Dance : 末永純子
      岡林 綾
      ありさ
     制多迦童子
     デカルコ・マリィ
Sound-viola : 大竹 徹
   piano : 杉谷昌彦
   percus : 田中康之
Installation:神谷昌孝
       宇座 清
Coordinate : 林田 鉄

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