つめたい眼ざめの虱を焼き殺す

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―山頭火の一句― 昭和5年の行乞記、12月22日の稿に
12月22日、曇、晴、曇、小雪、行程5里、本妙寺屋。

一歩々々がルンペンの悲哀だつた、一念々々が生存の憂鬱だつた、熊本から川尻へ、川尻からまた熊本へ、逓信局から街はづれへ、街はづれから街中へ、そして元寛居であたたかいものをよばれながらあたたかい話をする、私のパンフレツト三八九、私の庵の三八九舎もだんだん具体化してきた、元坊の深切、和尚さんの深切に感謝する、義庵老師が最初の申込者だつた!
寒くなつた、冬らしいお天気となつた、風、雪、そして貧!

※表題句は、12月4日付記載の句から

―日々余話― 待てど暮らせど‥

特段忙しかった訳ではない、のんびりと自堕落なままにうち過ごしているうちに、とうとう4日ぶりの投稿となってしまったのだ。まあ偶にはこんなこともあろう。図書館に返さねばならない本も期限を切らしたまま打っちゃっていたのだが、今朝やっと返してきた。

もう11月も末に近く、今年もあと師走をのこすのみだが、待ち人ならぬ、待たれる便りは未だ来ず、このまま12月に突入しようというのだろうか‥、事はすでに胸突き八丁を越えたればこそ、ただ待つばかりの日々が、なにやら心波立ち騒がしくもある。胸の奥底で、もう好い加減にしてくれ! と叫び出したくなるのを、やっと抑えているような始末だ。

―四方のたより― 風神雷神-ふうじんらいじん-その2

「出遊-あそびいづらむ-上弦月彷徨篇-じやうげんのつきさすらひへん-」
Scene.7-2「風神雷神-ふうじんらいじん-」
の後半部は、デカルコ・マリィと山田いづみに、JunkoとAyaも加わっての乱舞、演奏はViolaの大竹徹氏とPercussionの田中康之氏、Time-6’45”

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