尿する月かくす雲のはやさよ

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Information – 四方館の DANCE CAFE –’09 Vol.4-
出遊-二上山夢験篇-

あそびいづらむ-ふたかみやまゆめのあらはれへん-
Date :12/27 –Sun- PM2:30 Space : 弁天町市民学習センター

―山頭火の一句― 「三八九-さんぱく-日記」より-11-
1月7日、曇、后晴、寒くなつた、冬らしくなつた-昨日から小寒入だ-

銭がなくなつた、餅もなくなつたし米もなくなつた、-銭は精確にいへば、まだ13銭残つてゐるが-。

朝は腹も空いてゐないからお茶を飲んですます、午後は屑うどんを少しばかりかつて買つて食べる。夜は蜜柑の残つたのを食べる、お茶がやつぱり一等うまい。

昨日も今日もアルコールなしだつた、飲みたいとも思はなかつた、私もやつとアルコールだけは揚棄することが出来たらしい、そして昨日も今日も私一人だつた、訪ねてもゆかず、訪ねてくる者もなかつた、ただ一人ぢつとして読んでゐた、考へてゐた、そして平静だつた。

※表題句の外、9句を記す

−四方のたより− 最後の‥

27日の日曜は、本年の掉尾となるDANCE CAFEゆえ、20日に続き今日も稽古とした。今年最後の稽古だ。

是れにインド舞踊の茶谷祐三子が姿を見せた。3人がそれぞれ交互に踊ってみせる即興の申し合いともいうべき小一時間の稽古は、若いAyaも含め、互いにいい刺戟となったようだった。

本人の弁に因れば、最近いささか行き詰まりの如きものを感じているといっていた茶谷祐三子に、私はある感想とともに一つのSuggestionを与えてみたのだが、その後の即興では別人の観さえある表象をものしていた。

こういう刺戟に富んだ稽古をしたあとは、爽やかな気に充たされてすこぶるここちよいものだ。
あと3日、こんどは私の番、自ずから気力を高め、語り世界へと充填せしめねばならぬが、さてさて‥。

「鎮魂と飛翔-大津皇子」二上山の章Scene.5
「幻影的な旅」その2

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