送つてくれたあたゝかさを着て出る

Dc09092625

Information – 四方館の DANCE CAFE –’09 Vol.4-
出遊-二上山夢験篇-

あそびいづらむ-ふたかみやまゆめのあらはれへん-
Date :12/27 –Sun- PM2:30 Space : 弁天町市民学習センター

―山頭火の一句― 「三八九-さんぱく-日記」より-12-
1月8日、朝のうちはうららかな晴だつたが、午後は曇つた。

今朝は嫌な事と嬉しい事とがあつた、その二つを相殺しても、まだまだ嬉しさが余りあつた、-略-、嬉しい事といふのは、郷里の妹からたよりがあつたのだ、ゲルトも送つてくれたし、着物も送つてくれた、私はさつそくその着物をつけて、そのゲルトで買物しいしい歩いた、ああ何といふ肉親のあたたかさだらう!

米を買つた、一升16銭だ、米はほんたうに安い、安すぎる、粒々辛苦、そして損々不足などと考へざるをえないではないか。

どうも通信費には困る、毎日葉書の5.6枚、手紙の2.3本書かないことはない、今日は葉書6枚、手紙3本書いた。

※表題句の外、3句を記す

−四方のたより− 「鎮魂と飛翔-大津皇子」二上山の章Scene.5
「死者と生者の相交」

 天空の光りの輪が仄かに揺れて
 招来と歓喜
 彼の人にとって、おもいびとがそこに在り
 女にとって おもかげびとがそこに在った
 うねり、流れ、交わり
 可視の空間の向こうに、見いだす拡がりのなかに
 ともにやすらうのだ

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