雪もよひ、飯が焦げついた

Nenga2010l

−四方のたより−
三が日も過ぎて、写真の如く、やっと年詞啓上

―山頭火の一句― 「三八九-さんぱく-日記」より-17-
1月13日、曇、今日もまた雪でも降つて来さうな。

苦味生さんから、方向転換の手紙が来た、苦味生さんの気持は解る-苦味生さんに私の気持が解るやうに-、お互に、生きる上に於て、真面目であるならば、人間と人間とのまじはりをつづけてゆける、めいめい嘘のない道を辿りませう、といふ意味の返事を出しておいた。

昨夜も夜明の鴉がうたふまで眠らなかつた、いろいろの事−おもに、三八九の事−が気になつて寝つかれなかつたのである、私も案外、小児病的で恥づかしい。

※表題句のみ記す

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