雨の二階の女の一人は口笛をふく

Santouka081130033

−日々余話−Vital React

一言で云えば、カイロプラクテイツク-Chiropractic-の発展系といえようか、コンピユーター制御による機器導入で、不調の因となっている脊椎などへの手技施療から、より精度を高めた治療効果が得られるというもの。
身体が重い、或いは痛い、痺れが増す、とこのところ頻りに不調を訴える重度身障者の友人-岸本康弘-を車に乗せて、京阪電車萱島駅傍にある風間鍼灸整骨院へと同道した。

施療前の頚部レントゲン撮影や施療システムの長い説明やらで、初診の日はずいぶんと時間がかかると聞いていたから、実際の施療に至るまでに、9時半に着いて2時間余を要したのにはさして驚きもしなかったが、やっと受けた施療の、そのシンプルさと時間の短さには、さすがに驚き入ったものである。

Vital-React−生命力の活性化、ようするに生命体本人の内在的な自然治癒力をα波などの微振動刺激で呼び覚まし、不調の原因を減衰させていこういうものだ。理屈の上からは、不調の改善、施療効果の可能性はあり得るだろうと推量されるが、実際の効果のほどは、数回通いながら本人の自覚で確かめていくしかないのだろう。

保険の適用範囲外の施療もあるから費用はどうしても少々かかる。症状によっては劇的な効果を得られる場合もあろうが、なかなかそうはいかない場合もあるだろう。費用対効果はcase-by-case、しばらく様子を見守るしかない訳だが‥。


−表象の森− 顔真卿/送裴将軍詩、続編其ノ2

石川九楊編「書の宇宙-№13」二玄社刊より

Ganshikei114

「陣破驕虜/威聲/雄震雷/一射百馬倒」

Ganshikei115

「千射萬/夫開。匈」


―山頭火の一句― 行乞記再び -07-
12月29日、曇、時雨、4里、廿日市、和多屋。

10時、電車通で別れる、昨夜飲み過ぎたので、何となく憂鬱だ、どうせ行乞は出来さうもないから、電車をやめて歩く、俊和和尚上洛中と聞いたので、冷水越えして緑平居へ向ふつもり、時々思ひ出したやうに行乞しては歩く。

武蔵温泉に浸つた、温泉はほんたうにいい、私はどうでも温泉所在地に草庵を結びたい。

※表題句は、同前、12月31日付記載の句

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