枯山越えてまた枯山

Santouka081130007

−世間虚仮− 4月穀雨の雪

郡山で雪が降る、とニユース映像が流れる。
強い寒気と低気圧などの影響で、福島県内は郡山市白河市などで朝から雪が降っている。気温も上がらず午前11時々点、郡山市で0°4、白河市で0°6など真冬並みの寒さ、白河では11時現在3?の積雪を観測したらしい。東北山間部でも各地で雪だという。

昨今の異常気象つづきに、さして驚きもしなくなった自分自身に、ニュースを聞きながら、ふと思いが走った。


―山頭火の一句― 行乞記再び -39-
1月31日、曇、歩行4里、嬉野温泉、朝日屋

一気にここまで来た、行乞3時間。
宿は新湯の傍、なかなかよい、よいだけ客が多いのでうるさい。
飲んだ、たらふく飲んだ、造酒屋が2軒ある、どちらの酒もよろしい、酒銘「一人娘」「虎の児」。
湧出量が豊富だ-武雄には自宅温泉はないのにここには方々にある-温度も高い、安くて明るい、普通湯は2銭だが、宿から湯札を貰へば1銭だ。
茶の生産地だけあつて、茶畑が多い、茶の花のさみしいこと。

嬉野はうれしいの-神功皇后のお言葉-。
休みすぎた、だらけた、一句も生れない。
ぐつすり寝た、アルコールと入浴とのおかげで、しかし、もつと、もつと、しつかりしなければならない。

※表題句は、1月26日記載の句

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Photo/嬉野温泉シーボルトの足湯
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Photo/井手酒造−2軒あったという造酒屋は1軒残るのみ

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Photo/その店の軒先にある山頭火の記念碑

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