−山頭火の一句− 句の詞書に「平泉にて」とあり。 昭和11年6月、逢うべく人に逢いたいとばかり急遽其中庵をあとにして仙台へと旅立った。その友らの歓待に、松島、瑞巌寺などを逍遙し、雨降る26日、平泉へと足を伸ばし、毛越寺や中尊寺を訪れている。この数日…
<連句の世界−安東次男「風狂始末−芭蕉連句評釈」より>「鳶の羽の巻」−10 里見え初て午の貝ふく ほつれたる去年のねござのしたゝるく 凡兆次男曰く、「したたるし」とは言葉遣いや態度の甘え、べたつきを形容する語で、発生は仮名草子あたりか。近世のこと…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。