―山頭火の一句―句集「銃後」所収、昭和12年の句だが、時季のほどは判らない。11月1日の日記には短く、「自己否定か。自己破壊か。自己忘却か」と。 山頭火はやっぱり落ち着けない。湯田温泉へ出かけて、またしても自分を見失ってしまった。2日から3、4、5と…
<連句の世界−安東次男「風狂始末−芭蕉連句評釈」より>「鳶の羽の巻」−19 ひとり直し今朝の腹だち いちどきに二日の物も喰て置 凡兆喰-くう-て置-おき-次男曰く、二ノ折-名残ノ折-入。手間が省ける、ということを付合のたねにしている。但し、前はいつ、誰…
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