ほうたるこいこいふるさとにきた

1998080200005-1
   「青森県下北半島仏ケ浦」


<風聞往来>


<どう変わってゆく、ブログ社会>


「ブロガーの増加が「匿名」を吹き飛ばす? 米国の例に学ぶ」によれば、
総務省は2007年3月末に、ブログ利用者が約782万人−アクティブブログ利用者数は約296万人−になるとの予想を発表しているそうです。
この数字が、蓋然性の高いものなのか、また、伸び率として急加速状況といえるのか、
ネット先進国アメリカや韓国事情などに疎い私には特段の論評もできないのだけれど、
ブログというコミュニケーション・エリアが、一定の社会的影響力とか世論形成への効力を発揮していく存在になるであろうことは、遅かれ早かれ現実となってゆくのでしょうね。
その必然と見える流れのなかでは、「匿名」と「実名」、或は「サイバー」と「リアル」のような対立的問題も、一過性の問題に過ぎず、やがて克服されていくのでしょう。
といっても、いずれに軍配があがるのか、是か非か、というような問題ではないと見るのが相当でしょう。
相矛盾するようなその二面性を、相変わらず内部に抱えたまま進んでゆくのが、当然の成り行きでしょうし、また、健全な推移なのだろうな、と思われます。
ただ、この国では、これまでのところ、外に向かうベクトルよりも、内向していかざるをえないベクトルのほうが強く働いてきた、少なくともネット世界では。
いえ、本当は、ネットにかぎらず、政治であれ経済であれ、この国の社会全般にわたって、内向の時代なんじゃないか、ということではないでしょうか。
もともと、新しい世界やメディアに対してもっとも敏感にリアクションしていくのは、内在する問題がより深刻な世代や層であるのが、あたりまえのことなのでしょう。
その意味で、2チャンネルの肥大現象も、小・中・高の若年層や、引き篭もり層のネット世界への浸透も、我が国事情を正直に反映した現象なのだ、と考えれば納得のいくことではないでしょうか。


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