蚊帳の中なる親と子に雨音せまる

980731-007-1

                       「松島湾を臨む」

<世間虚仮>


<エッ、日本はニッポンだったの?>


今日、7月14日が、フランス革命のパリ祭だということはだれでも知っているだろうが、
1970(S45)年のこの日、日本の呼称を「ニツポン」に統一することを閣議で了承、とあった。
‘70年といえば、現在開催中の愛知万博でなく、大阪万博で国民の過半が大移動し騒ぎ賑わった年だったが、そんな渦中に日本を「ニッポン」に統一されていたとは、まったく失念していたのか、ニュースに気づかないままだったのか。
それにしても、私はこれまでずっと、ニッポンといわず、日本はニホンと発声することを習性としてきている。ニッポンという音感の弾みのよさにはなんとなく異和を感じてしまう無意識の心性を宿したままなのだ。
今なら、テレビで女子バレーの中継があり、昨年のアテネ・オリンピックやサッカーのワールドカップ予選など、スポーツ観戦の応援では、ニツポン、ニツポンとpの炸裂音で連呼しなければ、弾みもしないし盛り上がりもしないだろうから、こういう場合のみ致し方ないかと受け止めてきたのだけれど、とんだ勘違いだったという訳だ。


私の語感覚は、やはり少しばかりズレている、乃至は、ちょっぴりはみ出していると再認識させられた、些細な一件だが見逃しがたいことではある。


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