ふるさとの水を飲み水を浴び

titei-050719-1 地底旅行寄席案内」

<風聞往来>


<7月地底旅行寄席に桂三枝登場>


今月の地底旅行寄席には、桂三枝が出演する。
掲載の案内チラシのとおり、7月19日の火曜日である。
ところで、桂三枝の誕生日は昨日の7月16日だそうで、
今日、17日は、実は私の誕生日である。
彼は43年生まれだから一年年長だが、大阪府立港高校から関西大学へ行った。
その高校・大学時代とマスコミに売れっ子になるまでの若き時代を、
私が通った母校・市岡高校の裏門(現在は建て替って正門になっているが)のすぐ近くに住んでいた。
高校時代にとくに仲の良かった友と隣同士だったというから縁は異なものである。
この地底旅行寄席の企画自体も、三枝と幼馴染みになるという田中機械のN氏との友情を背景に成り立っていることは前に紹介した。
そんな訳で、毎年一度や二度は必ず三枝自身が登場するのだが、それも誕生月の7月は必ず出演し欠かすことがないのである。
毎月一回の寄席をはねると出演者たちをねぎらって打ち上げの会をレストラン地底旅行で関係者集まってにぎやかに行なうのが恒例となっているのだが、この宴が7月の三枝出演の日はささやかな彼の誕生パーティともなって幼馴染みらとの旧交を温めるひとときとなるのだ。
おまけに彼らは宴会の後、決まって卓球大会に打ち興じるのが慣わしとなっているらしい。
なぜなら、三枝がこの卓球をなにより愉しみにしているからなのだが、酒も入り、食欲もほどよく満たされたあたりで、「ほな、腹ごなしに一丁いこか」といった調子で寄席の客席が卓球場に早変わりするのだ。
私も一度だけだが、歌手の松浦ゆみと一緒にこの打ち上げと卓球にお付き合いしたことがある。
ダブルス戦のトーナメント方式で、その日は4組だったか6組だったかもう忘れてしまったが、一時間半ばかり汗を流しながら打ち興じたのだったが、そんなに三枝自身が愉しみにしていると聞いていたから、さぞ上手いのだろうと思っていたら、豈はからんや、いわゆる下手の横好き、その腕前は卓球というよりピンポンというのが似合いのものだったのが意外で、対照的に幼馴染みのN氏のほうはアマチュア同好会で鳴らしているほどの上手だった。
卓球の腕のほどはそんな程度なのだが、三枝はどうやら心の底からそのひとときを愉しんでいるのだということは私にもよく伝わってきた。
三枝にとって、幼馴染みらと過ごすこのひとときは、幼かったころの懐かしき心のふるさとに立ち返りうる、年に一度のささやかではあるが此処にしかありえぬ濃密な時間なのだ、ということが此方の胸にもじんと響いた一夜だった。
この19日の夜も、寄席がはねた後は、いつものように三枝が童心にかえってピンポンに興じる姿がみられる筈だ。


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第64回「地底旅行寄席」
7月19日(火) PM6:00開場 PM6:30開演
田中機械ホール(レストラン地底旅行隣接)
出演  桂 三枝
     桂枝三郎
     桂 三金
     桂三四郎
前売2000円 当日2500円
電話予約受付有り 060-8526-0327
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