まいにちはだかでてふやとんぼや

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Information「四方館 Dance Cafe」

<風聞往来>


<最下位球団楽天の不思議?な快事>

昨年の近鉄オリックス合併問題から端を発して史上初のスト騒ぎやらの果てに誕生したパリーグ新球団の楽天は、仙台市民のみならず東北一円からファンを集めているが、開幕以来ずっと低空飛行をつづけ、8月に入ってからは7日のソフトバンク戦に5:3で勝ったのみで、18日現在、なんと1勝13敗という悲惨な成績で、通算32勝77敗1分で勝率0.294と3割にも満たない。こんな不成績では多くの俄かファンもさぞ落胆し、ずいぶんと球場から足も遠のいたことだろうと思いきや、どっこいそうでもないらしい。
些か吃驚するようなニュースだが「球団経営はおおむねトントン−楽天」の見出しが躍っているのである。三木谷オーナー曰く、参入初年度たる今年の年間収支はほぼ均衡となる見通しだというのだ。
パリーグの球団は軒並みに万年大幅赤字が常態できたというのに、一年目からほぼ収支トントンとは驚き桃の木ではないか。プラス要因はいくらも考えつこうがそれにしても画期的なことではある。記事は球界に一石を投じるビジネスモデルを示したといえそうだ、としているが至極もっともな話で、最終的な年度収支が出たうえで、ほかの5球団も他山の石と見習わずにはすむまい。
それにしても、古くは高橋ユニオンズという弱小チームもあったけれど、これを髣髴させるような低勝率の球団が、マネージメントにおいては他の5球団を圧するという不思議な事態は、素人目からみても快事であり面白い話題ではある。


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