<四方の風だより>
松風の音のみならず石走る水にも秋はありけるものを −西行
山家集の夏の終りに近く「松風如水といふことを、北白河なる所にて人々よみし、また水聲秋ありといふことを重ねけるに」との詞書が添えられている。
台風一過の昨日から今日、爽やかな風が吹き清朗な蒼空が広がっていた。
残暑は厳しく高温だが、強風が湿気を一掃してくれたから不快感はそれほどでもない。
こんな日は温泉銭湯へでも足を伸ばして、凝り固まった首の辺りや腰に溜まった疲労をほぐし去ってしまいたいものだが‥‥。
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