N-040828-041-1

「四方館−DancePerformance」


<日々余話>


戦後60年、9.11の選択は?>


 9月11日、小泉流郵政解散による総選挙の投票日である。
すでに陽はとっぷりと落ちきっている。
やがてTV各局はとりどりの仕方で選挙速報をはじめるだろう。
下馬評では、参院自民党造反組によって否決となった郵政改革法案の是非を直接国民に問うとした異例の小泉手法の単純明快なわかりやすが大衆受けし、自民・公明の与党大勝ムードであるが、はたして国民の審判はどういう結果を招くのだろうか、気にかかるところだ。
 気にはなるが、二週間の選挙戦を通じた世論の流れは、解散を宣した小泉を狂乱じみた「烏滸の人」と断じた私の予想を大きく裏切って、議院内閣制にもかかわらず国民投票的な形で信を問うとした、いかにも大統領型選挙を標榜したかのような小泉手法に国民の大半は乗せられてきている。
 三年前の9.11、グランド・ゼロに、偶々であるとしても重ねあわされたこの日本の9.11衆院選は、小泉流の愚民政治的手法が功を奏するのか否か、戦後60年という節目も重なり合わさって、この国の行く末に深く関わってしまうことは間違いあるまい。


⇒⇒⇒ この記事を読まれた方は此処をクリック。