夕日の机で旅のたより書く

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Information - CASOにおけるデカルコマニィ的展開「青空」展

―山頭火の一句― 昭和5年の行乞記、11月27日の稿に
11月27日、晴、読書と散歩と句と酒と、緑平居滞在

緑平さんの深切に甘えて滞在することにする、緑平さんは心友だ、私を心から愛してくれる人だ、腹の中を口にすることは下手だが、手に現はして下さる、そこらを歩いて見たり、旅のたよりを書いたりする、奥さんが蓄音機をかけて旅情を慰めて下さる、――ありがたい一日だつた、かういふ一日は一年にも十年にも値する。

夜は二人で快い酔にひたりながら笑ひつづけた、話しても話しても話は尽きない、枕を並べて寝ながら話しつづけたことである。

糸田風景のよいところが、だんだん解つてきた、今度で緑平居訪問は4回であるが、昨日と今日とで、今まで知らなかつたよいところを見つけた、といふよりも味はつたと思ふ。

※表題句の外、9句を記す

―表象の森― 空中Performanceのお好きな芸術祭
メルボルン国際芸術祭が今月9日から24日まで開催されているが、このフェスティバル、ずいぶんとサーカスまがいの空中ショーがお好きなようで、そのオープニングイベントの模様が話題を呼んでいる。

写真はその一部だが、これを演じているのはフランスの劇団「Transe Express」で、ドラマやオーケストラの要素にアクロバットを取り込んだ表現として考案されたものらしい。詳しくは「Melbourne International Art Festival」公式サイトで見られる。とくに空中Performanceについては-FREE EVENT-の項をクリックすれば20枚近い写を見られるから、まあ一度ご覧じろ、理屈抜きに愉しめることは請合いだ。

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