笠も漏りだしたか

Casoshihoh

Information – CASO版/四方館 Performance
二上山夢験」−折口信夫死者の書」より
語り-林田鉄/舞い-末永純子/奏で-大竹徹・田中康之
10/31-SAT- PM7:00〜

―山頭火の一句― 昭和5年の行乞記、11月30日の稿に
11月30日、雨、歓談句作、後藤寺町、次良居

果たして雨だつた、あんなにうららかな日がつづくものぢやない、主人公と源三郎さんと私と三人で一日話し合ひ笑ひ合つた、気障な言葉だけれど、恵まれた一日だつたことに間違はない。

夕方、わかれわかれになつて、私はここへきた、そして次良さんのふところの中で寝せてもらつた、昨夜の約束した通りに。

飲みつづけ話しつづけた、坐敷へあがると、そこの大机には豆腐と春菊と蜜柑と煙草とが並べてあつた、酒の事はいふだけ野暮、殊に私は緑平さんからの一本を提げてきた、重かつたけれど苦にはならなかつた、飲むほどに話すほどに、二人の心は一つとなつた、酒は無論うまいが、湯豆腐はたいへんおいしかつた。-略-

※表題句の外、17句を記す

―四方のたより― CASO版 Performance

CASOにおける「デカルコマニィ的展開/青空」展も、いよいよ来週の火曜日から幕を開ける。
四方館としては、土曜日-10/31-の午後7時から、ちょいと登場させて貰おうと思っている。この際、私自身が今一番やってみたいことを、不消化を承知で出してみることにした。

題して「二上山夢験」、
折口信夫の「死者の書」を引っ張り出してきて、語り用にまとめてみた。

もう一つ、急に思い立って、いま仕掛けていることがある。
ギャラリーCASOは海岸通りにあるのだし、折角アーティストたちが大勢集まるこの機会、会場傍の赤レンガ倉庫裏の広い波止場を使って、みんなでキャンドル・ナイト・ショーと洒落込んで、お客さんたちに楽しんで貰おうと、そんな算段。

但し、この企画には、埠頭のこととて管轄-市港湾局-の使用許可が要る。OKが取れるか否か、一両日中にもはっきりするだろう。

人気ブログランキングへ −読まれたあとは、1click−