死ねない人の鈴が鳴る

Casoshihoh_2

Information – CASO版/四方館 Performance
二上山夢験」-ふたかみやまゆめのあらはれ-
折口信夫死者の書」より
語り-林田鉄/舞い-末永純子/奏で-田中康之
10/31-SAT- PM7:00〜

―山頭火の一句― 昭和5年の行乞記、12月6日の稿に
12月6日、雨、福岡見物、彷徨5里、時雨亭居。

眼がさめて、あたりを見まはすと、層雲文庫の前だ、酒壺洞は寝たままでラヂオを聞いてゐる、私にも聴かせてくれる、今更ながら機械の力に驚かずにはゐられない、9時、途中で酒君に別れて、雨の西公園を見物する、それからまた歩きつづけて、名島の無電塔や飛行場見物、ちようど郵便飛行機が来たので、生れて初めて、飛行機といふものを近々と見た。

時雨亭さんは神経質である、泊るのは悪いと思つたけれど、やむなく今夜は泊めて貰ふ、酒壺洞君もやつて来て、12時頃まで話す。

今夜は朝のラヂオから夕の飛行機まで、すつかり近代科学の見物だつた、無論、赤毛布! いや黒合羽だつた!
時雨亭さんは近代人、都会人であることに疑いない、あまり神経がこまかくふるへるのが対座してゐる私の神経にもつたはつて、時々私自身もやりきれないやうに感じるけれど、やつぱり好意の持てる人である。

※表題句の「鈴」は-レイ-と訓む、外17句を記す

Casocandle

Information-土曜の夜-10/31-は、Candle Night Performance

絵画・造型、写真、音楽、舞踊、演劇
多ジャンルの多彩な顔ぶれが集合
CASOにおける「デカルコマニィ的展開/青空」展
野外篇パフォーマンス
When?−10.31-SAT- PM8:00〜PM8:45
Where?−CASOのある海岸通散歩道埠頭広場にて

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