けふのおひるは水ばかり

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−四方のたより− 警官出動

「咲RUN成田屋」、このたびはデカルコ・マリィ、なぜだか十八番を踊った。そのためであろう、午後4時半と7時半の本番2回のみとなったので、KAORUKOを連れて4時過ぎから滞在したこの身には、長丁場の休憩タイムをやり過ごすのにひと苦労。

プロットが出来上がっている出し物だけに、Ayaにとっても出番が限られ、フリーハンドもあまり利かないとあっては、些か消化不良に終ったことだろう。

おまけに夜の部では、Performanceもたけなわといったあたりで、まあご苦労なことに、警官殿が3人もご出動あそばした。近隣から苦情が出たか、そんな通報があれば、とにかく駆けつけない訳にはいかない、成田屋の亭主らとひと悶着しているのを尻目に続けられはしたが、後半は端折ったものとなってしまった。共演者たちは汗を掻くほどもなく、さぞ燃焼不足であったろう。

Violaの大竹徹君の馴染みの客、50半ばほどかとみえるその女性が、なんと昔をよく知る田村正仁君の妹だと聞いて驚き。だがそう聞けば、なるほど面立ちがよく似ており、まこと血は争えぬといたく感心。しばし昔話に花を咲かせた。

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―山頭火の一句― 行乞記再び -28-
1月21日、曇、いよいよ雨が近いことを思はせる

貯へを持たないルンペンだから、ぢつとしてはゐられない、9時半から3時半まで行乞。

近松寺に参拝した、巣林子に由緒あることはいふまでもない、その墓域がある、記念堂の計画もある、小笠原家の菩提所でもある、また曾呂利新左衛門が築造したといふ舞鶴園がある、こぢんまりとして気持ちのよい庭だつた。

今日は市議選挙の日、そして第60議会解散の日、市街至るところ号外の鈴が響く。
唐津といふ街は狭くて長い街だ。

この宿はしづかできれいであかるくていい、おそくまで読書した、久しぶりにおちついて読んだ訳である。

毎日、彼等から幾度か不快を与へられる、恐らくは私も同時に彼等に不快をあたへるのだらう−それは何故か−彼等の生活に矛盾があるやうに、私の生活に矛盾があるからだ、私としては、当面の私としては、供養を受ける資格なくして供養を受ける、−これが第一の矛盾だ!−酒は涙か溜息か、−たしかに溜息だよ。

※句作なし、表題句は前日記載の句

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Photo/巣林子こと近松門左衛門由縁の近松寺門前と墓所

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